とある病院薬剤師が剱岳を別山尾根ルートでテント泊した記録 R3.7.30-8.1
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はじめに
登山は好きですか?
私は小学生の頃に何もわからないまま父親と一緒に長野県の金峰山を登頂したことがきっかけで
登山をはじめました。
それから金峰山への登山が恒例となり、ずっと登っていたのですが
途中から果たして私自身はどこまで登ることが出来るのだろうかという疑問が脳裏を過っていて
この好奇心の答えを見つけるために様々な山に登り始めたのがことの始まりになります。
今までの登山記録
2020年に登頂した山
・高川山
・金時山
・八溝山
・日光白根山
・男体山
・赤城山
・地蔵山-熊野岳
・養老山
・大東岳
・愛宕山
2021年に登頂した山
剱岳(別山尾根ルート)
赤岳
谷川岳 (西黒尾根ルート)
富士山:(日帰り御殿場ルート)
乾徳山
北岳(広河原ルート)
武甲山
荒島岳
塔ノ岳-丹沢山
木賊山-甲武信ヶ岳
槍ヶ岳
甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根ルート)
赤薙山-女峰山(日帰り霧降高原ルート)
2022年に登頂した山
・赤城山厳冬期日帰り縦走(駒ヶ岳-黒檜山)
・鋸岳(日帰り登山)
・塔ノ岳-丹沢山-大丸-小丸-鍋割山(5座日帰り縦走)
・瑞牆山
2023年に登頂した山
・日光白根山
2024年に登頂した山
・那須連山縦走(茶臼岳-朝日岳)
剱岳について
剱岳は剱・立山連峰と呼ばれるように、北アルプス北部の立山三山や大日岳と同じ山域にある。
地籍は富山県中新川郡立山町と上市町。
北アルプス南部の盟主、穂高連峰と同じように、いかにも日本アルプスの名にふさわしい岩峰で飛騨系閃緑(せんりよく)岩や
斑糲(はんれい)岩が氷雪で削り出された氷食冠帽である。
氷河の痕はU字谷が稜線を削ってできた「窓」と呼ばれる地形にも見られる。
三ノ窓、小窓、大窓などだ。もちろんカール地形も剱沢などに見られる。
山と渓谷オンラインより
https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=496
剱岳別山尾根コース概要
別山尾根ルート
<特徴>
剱岳登山で最も利用されるコースであり、
剱岳の山頂に最も近い剣山荘から日帰りで山頂をピストンします。
日程: 1泊2日ないし2泊3日
(1泊目: 剣山荘、剱澤小屋 2泊目: 剣山荘、剱澤小屋)
<登山口の標高>
2420m(室堂)
<標準登山時間>
登り:約6時間15分
下り:約5時間45分
<距離>
歩行距離:15.6km
THE JAPAN ALPSより
https://thejapanalps.com/route/mt-tsurugi/route-01/
立山駅ケーブルカー時刻表
時刻表は下記のURLより確認してください。
立山黒部アルペンルートより引用
https://www.alpen-route.com/_wp/wp-content/uploads/2024/04/2024timetable_dentetsutoyama-ogizawa-0415_1104.pdf
登山スケジュール
剱岳は一般登山道最難関ルートということで1度自分自身が
どの程度通用するのかを試してみたくなったため挑戦を決めました。
というか決めたのは1ヶ月前くらいにふわっと思ったので
有給を取り富山県へ向かいました。
正直いうとかなりタイトなスケジュールになっております。
実際のスケジュール
<実際のタイム>
[1日目]
立山駅ケーブルカー8:20-美女平8:27
美女平8:20(何故か間に合う)-室堂:9:10
室堂ターミナル9:10-ミクリガ池9:27
ミクリガ池9:27-雷鳥平10:02
雷鳥平10:02-剣御前小舎11:26
剣御前小舎11:46-剣沢キャンプ場:12:25
剣沢キャンプ場:12:25-剣沢キャンプ場:12:49(テント準備)
テント泊
[2日目]
起床:3:30
剣沢キャンプ場4:18-剣沢小屋4:29
剣沢小屋:4:29-剣山荘:4:55
剣山荘:4:55-一服剣:5:25
一服剣:5:25-前剣:6:20
前剣:6:20-剱岳(2999m):8:17
剱岳:8:30-剣山荘:11:23
テント片付け:13:35
剣沢キャンプ場14:35-室堂ターミナル16:30
登りタイム:7時間14分
下りタイム:6時間
トータル:13時間14分
感想
一般登山道最難関ルートの1つである剱岳を登頂しようとした理由としては
現時点で私は登りに行ったとして登頂することが出来るのかを明確にしたくて
特に細かな予定をしないまま富山に行きました。
そして1泊2日のテント泊で挑戦し、幸運にも天候は快晴であったので
普通に達成してしまいました。
ただ、細かく予定を組んでいなかったため、剣沢キャンプ場から
剱岳山頂までのピストンの間の水分を500mlしか持っていかなかったため(すぐ到着すると勘違いしていた)
脱水状態でキャンプ場まで戻ってきました。
幸運なことに、道中で水分をくれた登山者がいてくれたことに感謝します。
また、室堂発のバスは発車直前のスケジュールだったのでガチで焦りました。(ギリギリ間に合った)
今回の登山で感じたこと
挑戦してみないとわからないことが多くて
今回剱岳に挑戦して登頂したことが1つの自信になりました。
これは、挑戦しなければ得ることが出来なかったものなので
改めて挑戦し続けることの大切さが身に染みてわかった登山でした。
また、鎖はあるものの、1つ間違えれば命に関わる怪我を負うことに環境は
アドレナリンが余計に分泌された登山でした。
最後に
登山って楽しいですよね。
何が楽しいって初めての場所にきた際は常に新鮮な気持ちでいられるし、
通常出会わなかったであろう人と交流することが出来るのは登山の醍醐味かなと感じます。
皆さんも登山を初めてみませんか?