とある病院薬剤師が突発性難聴等の再発から回復までについて実体験を含めてまとめた

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聴覚障害について

聴覚障害とは

聴覚障害とは、耳の聴こえが低下している状態を指します。

耳の聴こえには、外耳や中耳、内耳、脳といった各部位が適切に働くことが必要です。

しかし、何らかの原因で各部位に異常が起こると聴覚障害が生じます。

原因には生まれつきの先天的なものと後天的なものがあり、脳腫瘍しゅようや薬などが影響することもあります。

障害の程度はさまざまですが、音がまったく聞こえなくなってしまうこともあります。

聴覚障害(難聴)は、障害されている部位によって、以下の3つの種類に分かれます。

  • 伝音難聴……外耳が閉塞へいそくしたり、中耳にある鼓膜が破れたり音を伝える耳小骨が骨折などして障害されることにより音が伝わりにくくなる状態
  • 感音難聴……内耳の蝸牛かぎゅうにある音を感じる有毛細胞が変性・脱落したり、聴神経に腫瘍ができることで音を感じにくくなったりする状態
  • 混合性難聴……伝音難聴と感音難聴が合わさった状態

Medical note HP より引用

https://medicalnote.jp/diseases/聴覚障害?utm_campaign=聴覚障害&utm_medium=ydd&utm_source=yahoo

突発性難聴の詳しい記事はこちら

メニエール病の詳しい記事はこちら

masa

聴覚障害にも色々な種類があるんだね!!私が最初に発症したのは突発性難聴でした!!

私が突発性難聴になった経緯

初めて突発性難聴に発症する

私が突発性難聴に初めて発症したのは2018年3月7日になります。

その時の実際の感情、状況の記録を残しておきたくてyoutube上にアップしていました。

下記より全記録が視聴出来ます

左耳の異変に気づいた際は疲れからきていて数日経てば改善していくだろうと思っていたのですが

むしろ悪くなっていて怖くなってインターネットで検索していたら症状から突発性難聴の可能性があり、

早めの受診、治療をした方が良いという情報があったので急いで耳鼻科に向かい、診察した結果、突発性難聴でした。

やっぱりなという気持ちと果たして良くなるんだろうかという気持ちがぐちゃぐちゃになっていて

軽く鬱状態でもありました。

耳に水が詰まっている状態が永続的に続くので聴力が酷くなっており、

聴力検査で音がデカくなった際の振動で音が鳴ってると気づくそのような状態でした。

また、発症するまで気づかなかったのですが聞こえることって当たり前のようなのですが

その当たり前ではなくなった瞬間に絶望します。

ストレス、疲労からくる聴覚障害になった瞬間に新たなストレス、疲労を生み出すスパイラルにハマってしまって苦しいです。

初めて発症した際は1週間の投薬治療と絶対安静をして再検査で無事聴力が戻りました

服用した薬は下記の4種類になります。

典型的な突発性難聴の治療薬になります。

・プレドゾロン錠(おそらく20mg/日)

・アデホスコーワ顆粒

・メチコバール錠

・レバミピド錠

飲み始めた瞬間では不安しかなかったのですが無事聴力が戻って良かったです。

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突発性難聴が再発した経緯

初めての突発性難聴を発症してから7年半後の2025年6月3日にストレス、疲労等の蓄積のため突発性難聴が再発しました。

1回目の治療が終わった後に二度とこのようなことにならないように気をつけようと

再発しないようにしようとずっと気をつけていました。

ただ、またしてもなってしまいました。起床した際にすぐ発症していることに気づきテンションが一気に下がりました。

現在服用している薬は下記の4種類になります。

・プレドニン錠(60mg/日)

1-3日目:60mg/日

 4-5日目:40mg/日

 6日目:20mg/日

 7日目:10mg/日

 8日目以降は状態をみて

・アデホスコーワ顆粒:2週間

・メチコバール錠:2週間

・ランソプラゾール錠:プレドニン錠と並行して服用

1回目の発症と比較してプレドニン量が3倍になっています。

高用量で1週間ステロイドを服用していきます。

1週間で効果が薄ければ2週間になります。

この高用量は医療機関によって処方されない場合があるのでよく調査して医師に確認してみましょう。

2日目を終えて

1日目の服用を終えて2日目の昼頃から聴力の改善がみられました。

左耳の詰まり具合が薄くなり、聴力が戻っていました。

2日目に効果が現れて一安心しました。

但し、ステロイド量が多いことが原因でくしゃみを連発して風邪っぽくなっています。

免疫抑制効果が顕著に現れているのであまり身体に負担をかけないように過ごしています。

3日目を終えて

本日は高用量のステロイド(1日60mg)の最終日でそこまで変化は見られなかったけど

起床時に最悪な耳詰まりの感覚が出ているかもしれないといったストレスはなくなっていた。

耳鳴りは残っているけど以前はこのくらいあったのかが感覚としてわからなくなっているので

戻ったのか悪くなっているのかは不明。

ちょうど週末なので完全休養しています。多少頭使う作業をして休んでの繰り返し。

なるべく身体の負担をかけずに回復に努めます。

4-5日目を終えて

本日からステロイド量(1日40mg)に下げはじめます。

減量したことによる副作用はみられていない。

症状が悪くなる、戻るといったこともなかったので一安心。

6-7日目を終えて

プレドニン量を1日35mgに下げたが症状が元に戻り始めたのと風邪様症状、頭痛で

かなり辛い状態が出た。

感染症による悪化なのかどうか分かりづらいのが難点。

2025年6月9日

回復していた突発性難聴が2日前からのステロイド減量による影響?により症状がぶり返してしまい、

本日急遽仕事をお休みにした。申し訳なさすぎる。

8-9日目を終えて

耳鼻科へ再診断のため仕事をお休みした。

診断結果はやはり突発性難聴の再発でした。

聴力検査の結果は正常の右耳と比較して

2段階下の状態で軽度〜中等度の聴覚障害でした。

7年前の突発性難聴では重度の聴力障害だったのでその時と比較して良いのですが

ここから徐々に回復に向かっていくのか不安でもいます。

10日目(仕事復帰)

受診している耳鼻科の主治医の先生から休養は取らずに業務復帰OKとの話をもらったので

平日2日間の休みを経て復帰しました。

11-16日目

この期間前半は気圧の影響で聴こえ方の波がありました。

しかし、治療開始2週間ほどで耳閉感が徐々に剥がれていく感覚がわかり、

回復していると実感しました。

そして、16日目はほぼ完治と言って良いほどに耳閉感が消えました。

残っている耳鳴りは以前からあったものなのかが正直わからず

以前の状態ってどんな感じだったかなと思えるくらいに気持ちの面も落ち着きました。

2日後に聴力再検査があるので行ってきます。おそらく聴力は戻っているはず。

聴力再検査結果

2025年6月19日

この日はちょうどステロイドの内服最終日でした。

左耳の聞こえは良くなっているものの実際の聴力検査でどのような結果になるのかかなり不安になっていました。

そして結果は、

前回測定した正常の右耳の聴力より今回突発性難聴になった左耳の方が聴力が良くなっていました。

これは予想外で18日間に及ぶ治療は大成功でした。

多少の耳鳴りは残っていますがこの回復はしばらく時間がかかるようですが

内服は残ったアデホスコーワとメチコバールを飲みきって終了となります。

多少継続するのかなと思ってたのですがダラダラと無駄な薬を服用させることはしない耳鼻科のようで良かったです。

また、以前顔面神経麻痺、突発性難聴ともに左側だったので脳の神経系に問題があるのかもしれないということで

今後MRIをした方がいいと診断されたため、時間をみて利用しようと思っています。

やっぱり検査結果がわかると一安心して肩の荷が降りました。

身体が鈍ってきているので早く運動も再開しないとなと。

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臨床現場で病院薬剤師として思うこと

再発がほとんど可能性がない突発性難聴にかかって正直凹みました。

理由としては以前奇跡的に完治しましたが今回は悪い結果になる可能性があると感じていたからです。

耳の状態が悪くならないように日頃からケアをしていたのですがそれでも知らないところでストレスを抱えて

発症してしまったのでこれは誰でも起こりうると思います。

また、治療は発症直後から早めに行った方が良いです。

症状は発症した瞬間からわかるので当日、翌日には診察を受けて突発性難聴であればステロイド治療を行ってください。

健康は一番大事です。

健康でなければ日頃のことですらストレスを抱えてしまう状態になります。

少しでも異変があったらすぐに病院へ。

2回目の突発性難聴を克服出来て良かったです。

さいごに

生きているうちに病気になることはあると思います。

その際にどのような対処をすれば良いのか不安に思いながら周りに相談をしたり

自身でインターネットで検索して調べる方は多いと思います。

その1つのお助けツールとしてこちらの記事を参考にして頂けたら嬉しいです。

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